君の名は。とRADWIMPS

君の名は。を見た。

RADWIMPSが全編音楽を手掛けているという点も気になっていたので、そちら側の観点での感想を書く。


RADWIMPS 前前前世 (movie ver.) MV

 

劇中のインスト曲はクレジットを見る限りほかの人が作曲しているものもあり、どこまでを手掛けているのか、一見・一聴しただけではわからなかった。(インタビュー記事を読む限りやはりインストも多く手掛けているようだ)

それはつまり、これRAD?っていう意外性も多く包含した曲作りだった訳で、例えば朝の1シーン、がっつりストリングスがメインの曲も、これ曲作ってるのか!とか思ったり、全体的にベースは言ってる曲少な目?とか心配したり、音源もツインドラムになってる?とか想像したり。映画に寄り添ったアレンジの楽曲群はとても素敵だった。(RADならではのバンドアレンジを施したインストもやはり魅力的だった)

 

そして上記「前前前世」含め、物語の要所に入り込むテーマソング。まだ歌詞を読み込めていないけど曲の臨場感と映像の描写がシンクロしている様が素晴らしかった。RADの曲を聴いて足した描写もあったとのこと。音楽の作り手と映像・ストーリーの作り手がそうやって相互的に影響を受けてモノを作っていき、結果としてよいものができていることはかっこいいし、仕事の姿として憧れる。

suchmosの真髄はライブにある(見てないけどきっとそう)

 

飛ぶ鳥を落とす勢いのsuchmos(サチモス)。ファンク寄りのバンドをやっていたり、Jamiroquaiが好きだったり、Jazzをかじっていたり、DJが入っているバンドに興味があったり、、

そんな人たちに見てほしいのがまずこれ。


Suchmos 「YMM」2015.9.10 Live at Shibuya WWW

 

2つ言いたいことがあって。(結論かっこいいということだけなんだけど)

1つ目はこのライブパフォーマンス。Vo.のyonce(ヨンス)氏、逸材ですよね。

動きがこんなにかっこいい(この曲のパフォーマンスはほんとにJamiroquaiみたい)。これで20代前半なんだから将来はさらに楽しみ。英語で入れていく自分たちの紹介やベースソロの煽り、その後の手拍子(なんだかいい)、、

最近のボーカル像にはなかった、スターのオーラを持ち合わせる人だと思います。

こんなライブパフォーマンスがライブで見てみたい。そしてそのライブは絶対楽しいに決まってる。

Mステとか一度でも出たら、さらに人気に拍車をかけること間違いないと思う。

 

2つ目はライブアレンジ。この音源を聞いてほしい。2曲目には上の動画と同じ「YMM」を演奏している。


Suchmos KIRIN BEER ''Good LUCK'' live

イントロもjamiroquaiチックなアレンジでファンからして最高なんだが、このイントロからYMMつながる??と思っていたらDJのスクラッチ、そこから引き込まれる。

サビ終わりのベースソロはまったくアプローチが違ってフレージングがjazzベーシスト。J-POPでこういうソロが弾かれているのは久しぶりに聴いて、かっこいいし、うれしくなってしまった。

 

自身がベーシストだからそこだけ出張って聴いてしまうところがあって申し訳ないが、suchmosはベースのバンドだと思う。HSUの毎回異なるアレンジ、フレージングはライブに来る人を魅了する。YMMからAlrightへの曲のつなぎも完璧だ。

そのときやりたい音楽をやる、っていう話をインタビューでされていて、新曲のMINTは、散々上でjamiroquaiといってきたが、そことは外れる音楽だ。

だけど、suchmosのビートとリリック、フレージングは間違いなく自分たちのものだと個性を発揮していて、独自性を持っている。

今後いろんな曲をいろんなアレンジでやるsuchmosのLiveを楽しみにしてる。

 

 

 

 

indigo la end 藍色ミュージック

 

とってもいい作品なのでレビュー。世間の印象はいろいろあるのかもしれないが、

バンドとして本当にいい曲が多いです。

 
藍色好きさ
ギターのアレンジスタイルが変わった、というのが第一印象。今までのスタイルのイメージといえば、8分音符でメロディーをなぞるフレーズが代名詞といったくらいに認識していたのだが、塊を弾くシンプルなスタイルに変わっている。リズム隊が非常にタイトなフレーズを弾いているところにポイントで音を置きにいっている感じがかっこいい。
 
今回構成が異なるのは川谷氏がアコギを弾いたり、キーボードの音が入ったりと、今までの2エレキ、ベース、ドラムといった定番の型から外れて、より多様性がでている。そうしてもバンドの色が出せるという自信の表れなんだろうか。
 
ココロネ
ダンスビートの曲。どの曲にもいえるけど、土台がしっかりしてて、ドラムとベースだけですごく気持ちいい。最初に歌メロがハモリと一緒に入るところが鳥肌。よくあるアレンジなのかもしれないが、オクターブで声を重ねているサビがかっこいい。
 
 
愛の逆流
 
Indigo la endがただのルックスだけ良いバンドにならないのは、演奏スキルの高さ、音のかっこよさ、そしてアレンジにある。
すごいいい歌の裏でドラムがよくわからないシンバルの叩き方をして、ベースが攻撃的な音でスラップしていて、、と、バンドをやっている人にも響くアレンジをしている。その中で各楽器が前に出過ぎていないのもアレンジの巧さ。ここのバランス感を大事にしているんじゃないかと思った。
この曲はまさにそんな感じで、ミドルテンポな良曲の後ろがバッキバキになっている。よくある良い曲、といった殻を破った一曲だ。MVものそのそとした動きに心惹かれます。
 
三曲しか紹介していないが、どれも曲の色がぜんぜん違って、まだまだ違う色の曲がたくさんある。他の曲はまた別の記事で。
 
 

awesome city clubは流行っているのか

ご存知だろうか。男女混合5人組バンド。

この中のdon't feel,thinkがOvallの鈴木シンゴさんプロデュースということで曲を聴いてみた。そうすると、GoogleplayのCMや、テラスハウスなんかでも流れてた曲だと気づく。そこから過去の曲やMVを見てみた感想。
 
1.コンテンツが多い
 
まず、無料で触れられるコンテンツが多い。今のご時世こうであるべき、とは言わないが若者にも優しい。soundcloudyoutubeに色々とアップロードされている。applemusicには惜しみなく最新作が上がっている。ここの判断ってアーティストによりまちまちだけど、新人がこうしているのは良いなあ。
 
2.ルックスが良い
 
男女ともに、個性的でキャラが立ってる。オシャレ。このMVなんて際たるもの。
服装もそうだし、なんといっても動きが自然。踊り慣れてるというか、様になっている。青臭いそこら辺のバンドじゃこうはいかないとこだと思う。
 
3.マルチプレーヤーの集団
 
可愛いボーカルかと思いきやシンセもちゃんと弾く、男ボーカルはギターもうまい、ベースがプロデュース的な管理をしている、ギターもシンセ弾く、、で、演奏がちゃんとしているとこが隙がない。売り出し方、見せ方に繋がるが変に固定観念のない姿勢が素敵だ。
 
4.クラウドファンディングやってる
 
楽曲には関係ないが、これ、バンドがやっているのは初めて見た。
特典も様々。一緒にハイキングってなんだ 笑
今くらいだからできることかもしれないが、資金というよりも、ファンを獲得していく手法の1つとして上手く取り入れられているように見える。でもメンバースケジュール大変そうだな、、
 
5.肝心の楽曲
歌詞を外部の実績メンバーを入れて、さらに本腰を入れてきている。ゆったりしたテンポを一貫して維持しているのが気持ちいい。演奏は丁度良さ、が、申し分ない。この丁度良さって、バンドでコピーするのはなかなかにむずかしいと思う。難しいことを難なくやること。前述しているが、その姿がまた絵になるんだよなあ。。全編通してライブがみたい。
 
この曲なんかは、歌詞は訳が分からないが、五感を大切にしているように思う。
あと、さらに売れるとすればどんな要素が必要なんだろう。メディアへの露出?キラーチューン?フェスへの出演?ライブの数はあまり多くなさそうだけど、演出含めこだわっているということなので、とにかくライブがみたいバンドということでオススメです。

 

涙の上海ナイト

涙の上海ナイト

  • Awesome City Club
  • ロック
  • ¥250

 

suchmosがかっこいいのにはいくつも理由がある

最近目に・耳にすることが多いんじゃないかsuchmos(サチモス)というバンドを。

思うに一見呼び方が分からない・呼びにくいバンド名ってハードルを上げている気がする。人に伝えられないし自分の中で消化できないし。そんなものは調べればいいだけで、歳を取って一つのアクションが億劫になった戯言である。

余談はさておき、このsuchmosというバンド、applemusicの検索候補で本日(2016/7/16)に至っては上から二つ目に出ていた。マルーン5やfifthharmonyを差し置いて、である。(1番上のdef techにも驚きはしたが)

 

神奈川出身の23~26歳のメンバー6人からなるバンド。Vo,Gt,Ba,Dr,Key,DJ。DJがいるバンド、かっこいいなと久しぶりに思った。

バンドにおけるDJの聴き所をあまり理解していないが、CDで鳴らしているサンプリングフレーズをライブでは違うタイミングで効果的に鳴らす、そのアクションがこのバンドではとても魅力的に感じた。ずるいなー思わせたら勝ち。大勝している。

 


Suchmos 「YMM」2015.9.10 Live at Shibuya WWW

 

Liveパフォーマンスも良い。Vo.のyonce氏、Jay.Kよろしくといわんばかりの動き。煽りもかっこいい。インタビューも面白い、というか、人柄がとても良さそうなのである。

 

そして個人的にキーだと感じているのがベーシストのHSU氏。全体的にスキルが高い中で作曲と演奏でバンドを引っ張っている。jazz系のベーシストを咀嚼されている印象を受けた。最新作「MInt Condition」の「S.G.S.3」では完全にベースをフィーチャーし、いかんなくその才能を発揮している。(JamiroquaiのManifestDestinyを彷彿とさせる)

 

これから更に流行っていくことは間違いないバンド。今の規模でライブやっている間に一度見てみたいな。

 

このブログについて

Apple Music を使いはじめて感じたのが、曲数が膨大な分、誰の曲があるのか分からないこと。

もちろん検索すれば良いのだが、そういえばこれ聴きたい、の気づきがなければ見つけられないアーティストだっている。そのために様々なプレイリストもあるのだろうけど、このブログはApple music で聴ける曲、アーティストをどんどん紹介するものと出来ればと思っています。