indigo la end 藍色ミュージック

 

とってもいい作品なのでレビュー。世間の印象はいろいろあるのかもしれないが、

バンドとして本当にいい曲が多いです。

 
藍色好きさ
ギターのアレンジスタイルが変わった、というのが第一印象。今までのスタイルのイメージといえば、8分音符でメロディーをなぞるフレーズが代名詞といったくらいに認識していたのだが、塊を弾くシンプルなスタイルに変わっている。リズム隊が非常にタイトなフレーズを弾いているところにポイントで音を置きにいっている感じがかっこいい。
 
今回構成が異なるのは川谷氏がアコギを弾いたり、キーボードの音が入ったりと、今までの2エレキ、ベース、ドラムといった定番の型から外れて、より多様性がでている。そうしてもバンドの色が出せるという自信の表れなんだろうか。
 
ココロネ
ダンスビートの曲。どの曲にもいえるけど、土台がしっかりしてて、ドラムとベースだけですごく気持ちいい。最初に歌メロがハモリと一緒に入るところが鳥肌。よくあるアレンジなのかもしれないが、オクターブで声を重ねているサビがかっこいい。
 
 
愛の逆流
 
Indigo la endがただのルックスだけ良いバンドにならないのは、演奏スキルの高さ、音のかっこよさ、そしてアレンジにある。
すごいいい歌の裏でドラムがよくわからないシンバルの叩き方をして、ベースが攻撃的な音でスラップしていて、、と、バンドをやっている人にも響くアレンジをしている。その中で各楽器が前に出過ぎていないのもアレンジの巧さ。ここのバランス感を大事にしているんじゃないかと思った。
この曲はまさにそんな感じで、ミドルテンポな良曲の後ろがバッキバキになっている。よくある良い曲、といった殻を破った一曲だ。MVものそのそとした動きに心惹かれます。
 
三曲しか紹介していないが、どれも曲の色がぜんぜん違って、まだまだ違う色の曲がたくさんある。他の曲はまた別の記事で。